2019年11月16日土曜日

Windows10アプリ開発の動向(2019.11月時点の定点観測)

いよいよWin10の大型アップデートの19H2がリリースされました。

ちょっとその前に.Net standard2.1もリリースしていて、カンファレンスではWin10IoTにも力を入れているというアナウンスもあって様々な変化がおきています。が、

現状のバージョンを整理すると、、、
・今回の19H2ではUWPのターゲットバージョンはスキップされて1904のままである
・Win10IoTイメージがCreatorUpdateで止まっている
・.Net standard2.1上のUWP対応バージョンはTBD

公式情報と現状の乖離があったりします。

では一体これからどうなるのかと色々調べてみたら

今までのWin32アプリ開発(Winform、wpf)を.Net coreに組み込んでしまい
その次にWinUIの統一を行うといったところでしょうか。



その形跡がこれ。

Win32とUWPが同じ土俵に並んでいますが、
 Win32は.Net standard2.1
 UWPは.Net standard2.0

なので、この図でいうなら.Net standard2.0時点の図という感じですが、
少し複雑なのが、
 Win32は.Net framework
 UWPはWinRT
 それ以外は.Net core
という3軸のフレームがあったりします。

これが.Net standard2.1になると、Win32は.Net coreと統合して
 UWPは.Net standard2.0
 それ以外は.Net core3.0(.Net standard 2.1)
の2種類のフレームに分けられるのでわかりやすくなります。


UWPと.Net coreの違いでマニフェストの有無があるからそう簡単には統合できないけど
UI部分はWinUI3.0で統合するようです。
(予想だと2020年の10月頃の.Net5が出るあたり)

それ以外にxamarin.FormとElectronやBlazor(Web)のプラットフォームもあるので
この問題を1回で収束させることは理解するというのは難しい感じですねw

C#バージョンの問題があるからクロスプラットフォーム開発する上で.Net standardの定義は結構だったりするから、UWPも早く2.1に登録してほしいなー


0 件のコメント:

Androider