ARMのCPUってどうなの?って疑問に思い調べてみた。
x86とARMを比較して大きく違うのは3つ。
1つ目は、ARM純正CPUがない。
現在市場に出回っているARMのCPUは、各社メーカがライセンスを受けてCPUを作っているので、
色んなモデル名や型番が出回っている。
2つ目はCPUの拡張命令の部分。
x86系ならMMX、SSE、SSE2、、、などなど命令セットにSIMD命令が追加されているが、
ARMはこれらをARM:armV4,armV5,,armV7,,,というようなバージョンで管理してる。
3つ目はARMのCPUに使うトランジスタ数が少ない点。
小さいから1つのCPUの中にマザーボードについてるチップセット機能を盛り込んで1CPU構成になってる。
自作PCでほしい機能を揃えるのにマザーボードのチップセットとCPUの組み合わせを考えてたのが
ARMの場合はシンプルでどんなCPUが搭載されているボードかを選ぶ感じになる。
これら全部見てみると分かるとおり、基本的なものは同じでも細かい部分に共通するものが無いから
x86より敷居は高い気がする。
おまけ。
最近スマートフォンに使われているCPUを並べてみた。
・VIA WM8505(ARM系,600MHz)処理性能は低いので注意。
・Rockchip RK2808(ARM9系,600MHz、動画支援○)
・Rockchip RK2818(ARM9系,1GHz) RK2808の高クロックモデル。
・ARM 11(800MHz) 動画再生も大丈夫らしい。
・ARM Cortex-A8 互換(TIやサムソン、NVidia等、1GHz)
・ARM Cortex-A9 互換(TIやサムソン、NVidia等、1GHz、1Core+)
参入しているCPUメーカー一覧
x86:Intel、AMD、VIA、、etc
arm:サムソン、TI、VIA、NVidia、Rockchip、、etc
メーカもばらばらだけど全部ARM互換CPUでARMのバージョンも様々あるのが見て分かる。
ちなみにiPhoneはサムソン製Cortex-A9互換のarmV7命令セット(現在最新)を使ってる。
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